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2012年4月13日金曜日

まとめ:脂肪塞栓


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※脂肪塞栓に麻酔科が出会うのは、外傷手術や整形外科手術がほとんどでしょう。

発生要因
長管骨(上腕骨や大腿骨など)、骨盤、肋骨の骨折や手術時
・外傷による軟部組織の広範な挫滅
・脂肪肝
・急性膵炎
・減圧症など


 症状・徴候
軽症であれば無症状で経過することも多い
低酸素血症
・循環虚脱(脂肪滴が大きければ)
・精神症状(不穏、錯乱)
・脳梗塞様症状

 ※鶴田の診断基準
 大基準
1.点状出血
2.呼吸器症状および肺X線病変
3.頭部外傷と関連しない脳・神経症状
中基準
1.低酸素血症(PaO2<70mmHg)
2.ヘモグロビン値低下(<10g/dl)

少基準
1.頻脈
2.発熱
3.尿中脂肪滴
4.血小板減少
5.赤沈の促成ん
6.血清リパーゼ上昇
7.血中遊離脂肪滴

大基準2項目以上
大基準1、中小基準4以上で臨床診断確定
大基準0,中基準1,少基準4で疑い。


□検査
・胸部CT(特徴的な画像)
・胸部レントゲン(snow strom様陰影)
・尿所見(脂肪滴)
・頭部MRIなど

治療
 基本的に対症療法



 □参考文献・書籍・Web
1)MGH麻酔の手引き p347,635
2)ICU実践ハンドブック p324
3)脂肪塞栓症候群の臨床診断基準(鶴田)
4)メタノート 脂肪塞栓について http://flowrelax.blog43.fc2.com/blog-entry-859.html
5)Hsiao-Kan Liu, M.D., and Wen-Chau Chen, M.D. Fat Embolism Syndrome N Engl J Med 2011; 364:1761May 5, 2011









 

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