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2012年4月7日土曜日

まとめ:空気塞栓への対応


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肺塞栓症の種類
・血栓によるもの(既出)
・空気(ガス)によるもの
・脂肪によるもの(今後)
・羊水によるもの (今後)

基礎知識
・外傷患者でも起こりうる
・腹腔鏡などの内視鏡手術でも起こりうる。
・術野が心臓よりも高い位置にあり、開放された静脈が存在すれば常に起こりうる。
・脳神経外科手術(特に座位に近い体位)で最も起こりやすい(硬膜静脈洞より)
・右左シャントが存在すれば動脈系の空気塞栓のおそれがあり、心臓や脳の虚血を起こす
・対処の基本は、①それ以上の空気の流入を阻止し、②続いて生じる症状に対処すること



症状・徴候
低酸素血症
・高二酸化炭素血症
・気管支収縮
EtCO2の低下
・中心静脈圧、肺動脈圧上昇
・心室性期外収縮
低血圧
・最終的には循環虚脱
など

診断
経食道心エコー(TEE)の使用(使用できる状況なら)。胸壁ドプラよりも診断感度が5〜10倍高い!
・胸壁ドプラーの異常音(0.5ml以下の空気でも 検出可能)
モニタリングの感度順位
 TEE > 胸壁ドプラ > PAP上昇、EtCO2低下 > 心拍出量低下、CVP上昇 
> 血圧低下、ECG変化(右心系負荷所見)> 聴診で”水車様”雑音(かなり大量にはいらないと聞こえない)

対処
・疑ったらまず術者に知らせる!(術者から引き込んだかも!と言われる場合もある)
・手術を中止し、空気流入源を断つ(硬膜閉鎖、術野を生食で満たす、気腹をしていれば即座に中止)
・亜酸化窒素を使用していれば即座に中止。吸入酸素濃度を100%に。
・体位は頭低位、左側臥位(またはそれに近い体位)をとる(Durant体位)。空気を右房レベルに留めるため。
・中心静脈ラインを留置していれば、できるだけ空気の吸引に努める(TEEガイド下であればなお有効)。なおCVCの先端位置は上大静脈と右房の接合部付近が最適。
・輸液、各種循環作動薬を用いて循環の維持につとめる
・最終的にはPCPS!
・術後は高気圧酸素療法も考慮





参考文献、書籍、Web
1)MGH麻酔の手引き p374,485
2)心臓血管麻酔マニュアル p128
3)心臓手術の麻酔 p595
4)麻酔への知的アプローチ p506
5)麻酔科エラーブック p538
6)麻酔科シークレット第2版 p143-144 381
7)麻酔科トラブルシューティングAtoZ
8)麻酔科研修チェックノート第3版 p175
9)手術に欠かせない臨床麻酔のスキル 各科手術の麻酔に役立つ最新のワザと知恵 p92-100






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