<筆記試験対策>
一年前の専門医試験が終わった頃から、
が、日々の臨床業務に忙殺されるなかで、殆ど進みませんでした。
過去問を始めようと4月頃に舵を取り直しました。
はじめの1冊は問題文の意味すらよく理解できず、
なんとか1ヶ月ほどかかって1冊が終わりました。
その後日常業務がまた忙しくなったこともあり、
ことに気づいてからまたエンジンを入れ直しました。
2冊目以降は見た事のある問題も多く、
何冊もやっているとそのまま同じ問題も出てきたりするので、
計算問題、
使った本は
・青本(イヤーノート的感覚で使わせていただきました)
・循環・呼吸のダイナミズム(
・ウエスト呼吸生理学
・学生時代の薬理学、生理学の教科書(
・ミラー(麻酔回路等の話では最も参考になりました)
挫折した本は
・臨床にダイレクトにつながる循環生理(良い本だと思いますが、
になる恐れあり。これからゆっくり読み直します。)
9月に入ったころ、同期から「
それまでの5年分に加えてもう2年やることにしました。
かチェックしながら流しました。結局5年分×3周、もう2年分×
シルバーウィーク前にたまたまLisaを読み、「
ということに気付き、そこから大急ぎでここ2-
シルバーウィークにタルんでしまうのが怖かったので、
誰か一緒に勉強できる仲間がいる場合には是非やった方が良いと思
前日は計算問題を取りこぼさないよう、
麻酔科学会のHP上のガイドラインにも一通り目を通しました。
<口頭・実技試験対策>
8月頃から青本の過去問、
本番だと2問の紙が配られて5分与えられると聞いていたので、
メモするという練習です。一通りの頻出項目はチェックしました。
ということもあったので、同期と問題を出し合って練習しました。
実技に関してはCTM穿刺のキットを職場の救急カートで見直した
ガイドラインで読み直したりしました。
ACLSに関しては医局のインストラクターにお願いして簡単にレ
麻酔機の始業点検も院内の臨床工学技師さんに依頼して講習をやっ
フルで始業点検し、
<筆記試験当日>
東京会場でした。A問題はほぼ過去問通り。
問題は1問あったかどうかでした。B問題は新作もいいところで、
C問題は例年と比べてTEEの具体的な所見を問う問題が多発。
ICU、
手応えはA問題95%B問題50%C問題60%
今年から新専門医制度の研修が開始されたこともあってか、
ABCの各セクション毎、
同一疾患が繰り返し次のセクションでも出るので、
筆記試験当日の夜はさすがに一息入れ直したいと思い、
<筆記試験終了~口頭試問まで>
1週間弱ありましたが、筆記試験の疲れと、
とりあえず青本を行き帰りの電車で読み、
<口頭試問前日>
同期で集まって夕飯を食べ、その後みんなでヤマはりをしました。
青本見ながらブロックの解剖を書いたり、
<当日>
とにかく集合時間から、呼ばれるまでの時間が長いです。
控え室で資料を読みますが、もう何も頭に入ってはきません。
本を読んでも目の前をさーっと上滑りしていく感じです。
ドナドナエレベーターは満員電車なみの圧迫感あり。
口頭試問の部屋の前で係の方から問題2問を渡してもらうのですが
最初に名前を書くようにと言われても、
新生児の肥厚性幽門狭窄と、AS合併の出血した胃癌の緊急手術
部屋に入った瞬間、頭が真っ白になる。
試験官は割と若い女性と、ベテランの男性。
いきなり問題を出され、「あの、問1の方ですよね?」
肥厚性幽門狭窄の症例で、術前に確認する身体所見を問われ、
「Hbが~」と話し始めると「身体所見をお願いします」
以前どこかで医局の上司に聞いた、「
降参してさっさと次の問題を出してもらいなさい」
何個答えてください、
連発。しかも電解質補正の基準をど忘れし、
試験官はうなずいてくれるので余計に混乱する。
1問目が終了。分かりませんて言い過ぎたかな、
最初が外科医とのやりとりだったためここだけは普段通りの解答が
、と言われてモニターつけて、酸素化して、、と言っていたら「
と遮られ、また真っ白になる。あとで会場を出てAライン、
さっさと次の問題へ移っていた試験官が術中のST変化の原因につ
ああやっちまった、
ふと時計をみると時間は4分ほど余っていたのですが、
実技は一部屋で2-3個の手技をやるため、とにかく急ぎます。
研修医に説明するようにと言われますが、
とても思えません。
始業点検は出ず、
ところどころ研修医役がサボろうとするので、
TEE、ブロックなど万遍なく出ました。
<試験を終えて>
口頭試問で「もう終わった」という気持ちでいっぱいでしたが、
「時間が余っていれば合格ラインはクリアなんじゃない?」
それでも合格発表までは気が気じゃありませんでした。
今冷静に考えると、答えられない問題が強く記憶に残るだけで、
思い返せますが、
筆記、口頭実技を通して感じたことは、
いずれにせよ、専門医試験は長いキャリアの中での通過点であり、
ということです。
緊張しました。
普段からの積み重ねしかないのだなと、ひしひしと感じました。
かなり見かけましたし、
HP上の体験談とあわせて、本当にお世話になりました。
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