筆記試験
・過去問7年分を3周したところA問題はほぼ満点でしたが、 合格の目安とされる9割を超えるためには5年分で必要十分な印象 です。そのかわり5年分のA・B問題は、 選択肢の内容や採点除外問題を含めて問題・ 解説ごと暗記するぐらいの気持ちで完全に理解しておいたほうが良 いです。
・B、 C問題に関しては確かに対策のしようがないと言われていますが、 意外にも口頭試験の勉強(青本)が折々で役に立ち6- 7割は正答できました。 筆記の勉強と並行して青本をやっておいて良かったと試験中に思い ました。
・合格ラインは6割とも言われていますが、 そうするとAが9割だとB、 Cが3割でも合格することになってしまいます。 難易度や平均点によっては絶対値ではなく相対評価になっている可 能性があります( 学会としても全員を合格させるわけにはいかないので)。
口頭試験
・偏りのない研修+青本での勉強(主に過去問+基礎的事項、 余裕があれば想定問題)+人並みのコミュニケーション能力、 の全てが揃っている人ならまず大丈夫です。 どれかが欠けると運の要素が強くなってきます。 その運も含めて麻酔科医としての総合力が最も試される試験だと思 います。
実技試験
・過去の出題傾向の他、 普段から他の人が担当しているややこしそうな症例を見に行って手 伝ったり、新しい薬や手技に興味を持ったり、 一緒の部屋に入った研修医に自分の知識をあれこれ伝えたりするの が一番良い対策だと思います。 特に施設によって普段あまりやる機会のない手技は見聞きの経験数 がものをいいますので、いい意味でのミーハーさや、 講習会やセミナーに参加するフットワークの軽さはあった方が良い です。
また、今年はTEE、輸血関連合併症が多かった気がします。
年度ごとの流行りもあるように感じたので、
B問題が終わった後にはC問題の合間の時間に復習を、
筆記が終わったら口頭までの間に復習をした方がいいと思います。
皆様の御健闘をお祈りいたします。
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