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2016年10月27日木曜日

体験談㊽(第55回麻酔科専門医認定試験)




★体験談★

子供のいる、妊娠中のママ目線で書いているので、そこはご了承ください;^_^A

一歳の娘がいて子育て、家事、仕事をしながらでの受験だったので、ほとんど勉強する時間がなく、半年以上前から子供を寝かしつけた後に、過去問を少しずつ解いていました。本格的に勉強したのは、3ヶ月前くらい。でも、また妊娠&悪阻で最後の追い込み1ヶ月は死んでました。。。
仕事の合間に勉強したりしていましたが、やはりあまり時間はとれず、平日にしっかり勉強するのは無理だったので、土日に待機をして子供を勤務先の託児所に預けて緊急オペが入らなければ勉強できる〜みたいな感じで3ヶ月間は集中して勉強してました。

筆記試験
勉強内容は、
51〜54回の過去4年をやるのが精一杯で、3回ずつ解きました。A問題とB問題は出るだろうと思って特にしっかり勉強しました。50回も直前にA問題だけ見ましたが、被ってるか殆ど出なかったので過去4年分でよかったです。青本と過去問の解説をみて重要そうな事をノートに書き出して覚えてました。

難易度は本当に上がってました!!
B、Cに関しては過去問じゃあ殆ど歯が立ちませんでした。
今回から全て選択問題になっていて
選択肢の組み合わせを選ぶ問題はなく、a〜eのうち3つ選べとか全部選ばせてたので、辛かったです。
最後の1つが絞りきれない(泣)

A問題は過去問がほとんどだったので、過去問4〜5年やっていれば大丈夫だとおもいます。
ただ、3つ選べとかで54回までのように選択肢の組み合わせで選べなかったので、内容が裏覚えだと解けきれません。
計算問題が少なく、時間に余裕があり、途中退出する人も、結構いました。

B問題は、本当に難しかったです。
過去問解いてても、全然分からない。
確実に解けたのは3問くらいかなぁ。周りも同じ反応でした。これも、時間には余裕があって(分からない、知らないで諦めるしかない?)途中退出する人もチラチラいました。

C問題は、Bに比べればまだ分かる問題がありましたが、選択肢の最後の1つが絞りきれず確実に解けたのは3割くらい。C問題は時間ギリギリでした。

A問題の時はなんとかなるかな〜と思い余裕がありましたか、B問題になったら、もう全く受かる気がしない気持ちで帰りたくなりました。ただ周りのみんなも、難しすぎる、解けないと言っていたので、過去問で出た問題を確実に解けたら何とかなるのかなと思いました。筆記試験に関しては、過去問を解いていて同じ問題を確実に解けるようにしていれば受かると思います。

施設などについて
服装は筆記試験に関しては、みんな普段着でスーツ姿の人はごく僅かでした。
会場は結構寒かったので、一枚上着があるとよかったです。
荷物もクラークがあるので、宿泊で荷物が多くても大丈夫でした。
試験中、筆記用具以外にタオルやお茶も出しててよかったのには驚きました。お茶などの飲み物は1つは持って行った方がいいと思います。

妊娠中だったので、あらかじめ学会にその旨をメールで伝えてありました。その為か、席は受験番号に関係なく1番後ろでした。
おそらく、途中退出しやすいような配慮かと思います。他の妊婦さんらしき先生も1番後ろにいらっしゃいました。
私は8時45分くらいにホテルに着いて、ロビーに座って資料を読んでいました。ロビーには試験を受けるであろう人達だらけでした。9時15分くらいに試験会場に行きました。受付はなく、自分で受験番号の書いてある席に座って待つ感じでした。
朝は、9時40分から試験についての説明があり、その時間からA問題が終わるまで部屋から出ることが出来ません。トイレなどは早めに行っておく事をオススメします。9時40分以降に慌てて入ってくる人もいなく、みんな時間には余裕をもっていらっしゃってました。

試験も、初めの45分は退出できませんが、それ以降は早く終われば途中退出できます。ただ最後の15分は退出できません。
お昼ご飯は、学会が用意してくれているお弁当を頼みました。学会のランチョンに出てくるようなお弁当で、パックのお茶もついてきます。少し割高な感じだけど、持っていくのが面倒だと思うので私は頼んでよかったと思います。半分くらいの人が頼んでたみたいでした。
ホテルにコンビニもありますが、会場から遠いし、お昼の時間もあまりないので、頼むか用意して持って行ったほうがいいと思います。

BとCの間の休憩時間が思いの外短くて、女子トイレがすごーく混みますのでご注意を!!


実技・口頭試問について

口頭試問が2題で25分、実技試験が4題✖️10分でした。
集合時間に集まり、説明を受けて、上の部屋に案内されます。案内されるまでは資料などは読んでもいいのですが、案内以降は資料は見れず、トイレにも行けませんでした。
皆さん、格好はやはり筆記試験とは違って、ちゃんとスーツでした。

口頭試問について。
試験会場の前に着くと、まず問題の書いた紙とペンが渡されて、5分の猶予がもらえます。そこで、どんな想定になるのかなどを想像しながら、ペンでチェックしていきました。
私が出たのは透析患者のASに対する麻酔。術後の呼吸器設定について、結構聞かれました。なので、日頃からICUに出入りして呼吸器設定は見ておいた方がいいと思います。
内容は術前のリスクや術中トラブル、術後ICUへの引き継ぎなど、日常的にやってる事でした。変にひねってり、落とし穴があるような感じではありませんでした。
2つ目は、37才の全前置胎盤の妊婦の麻酔。これも、手術前に何を用意するか、大量出血などがあった場合にどう対応するか。これも術後の呼吸器設定について、結構聞かれました。

ひねったり、稀な疾患がでることはなかったので、普段から意識的に術前、術中、術後の管理を考えていれば大丈夫だと思います。

実技試験について、
私が出たのは、
・成人の導入後の心停止に対するACLS、小児ACLS
・挿管困難患者のDAM
・硬膜外チュービング、TEE(四腔像を出してて、僧帽弁と右室を指す)
・鎖骨上での腕神経叢の描出、SGカテーテルの挿入と、波形を書く
などでした。

ACLSは妊婦と伝えてあったので、心マはさせられないと思っていたら、普通にさせられました。終わった後に試験管に聞いたら、本部から連絡がなかったとのことでした(T . T)
本来なら妊婦さんは心マしなくていいみたいなので、ご安心を〜指示だけしてくださいとのことです。
もし、させられそうになったら妊婦という事を伝えてください!!

毎年出されていた麻酔器の始業点検は出ませんでした。入室前に音でわかるから、出さないのでは?という人もいましたが。とはいっても、直前に確認はしておいた方がいいと思います。(私は筆記試験が終わった後に、朝早く職場にいって、始業点検周りをして覚えました〜

実技・口頭試問に関しては、日常的にやっていることを、落ち着いて行えば大丈夫だと思います。
この青本があったおかげで、チェック項目が分かりやすく勉強しやすかったです。試験会場にも、この青本を持っている人は本当に多かったです。
そのおかげて、一発合格することが出来ました(^ ^
本当にありがとうございました!!

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